<「ぼくが地球を救う」メインキャスト>



内村光良
足立友作:丸の内物産
経理部第七管理課勤務

うだつのあがらないサラリーマンだが、
階段から落ち、生死の境をさまよったのをきっかけに、
階段から落ちると57分間だけ、
人の心の声が聞こえるという能力を身につけ、
以来人助けに奔走する破目になる。


真中瞳
綾瀬しのぶ:友作の同僚

気配りのきく清純派でうっているが、
その実態は頭の中はHな妄想でいっぱい。


古田新太
渋谷是広:第七管理課課長

友作とは同期。
一枚の領収書からその人の生活・人生を見抜く。
実は社長婦人・貴子の懐刀。


金子昇
飯倉航介:友作の同僚

フランス語に堪能で、女性にはマメな二枚目だが、
実は女性に対するトラウマを持っている。
どこか憎めない。


袴田吉彦
三田慶一郎:友作の主治医

病院の二代目。
心優しいが、自分に自信が持てずにいる。
実は名医の素質があるらしい。


堀内健
桜新町弘:丸の内物産の公認会計士
社長のスパイで、盗聴が得意。
おいしいとこ取りの嫌味な男だが、
やがて改心することに。


奥菜恵
月島杏子:アパレル本部チーフ

女性社員の出世頭だが、
その陰には言うに言われぬ事情があった。
友作の能力に助けられる最初の人物。


愛華みれ
白金愛子:友作の同級生。

国際線のスチュワーデス。
友作の中学時代からの憧れの人。
偶然の再会に舞い上がる友作だったが…。


細野祐美子
渋谷セリ:渋谷課長の妹

援助交際までしてしまうイケイケギャルかと思いきや、
その素顔は兄思いのしっかり妹。
友作に助けられて依頼、
丸の内物産の掃除係として働いている。


山口馬木也
芝:大門の舎弟

友作の親友・大門と行動を共にしている。
強面だが、非常に忠義心に篤く、
大門の有能な右腕となっている。

夏木マリ
辰巳貴子:丸の内物産社長夫人

仲睦まじい夫婦を演じているが、実は夫とは犬猿の仲。
だが、そこには複雑な心理と過去がある。
やがて夫に成り代わり社長となる。
愛猫家。


江守徹
辰巳要蔵:丸の内物産社長

愛社精神のかけらもない入り婿社長。
大の犬好きで、犬のためなら会社も売り飛ばす。
やがて友作同様、
心の声を聞く能力を身に着けるが…。


哀川翔
大門十三:友作の幼馴染

羽澤組若頭…のはずだが、
その正体は政府のスパイ(しかも結構な大物)。
友作の唯一無二の親友。
友作に対しては友情と共に恩義を感じており、
彼がピンチになると、必ず助けにやってくる、
ある意味、実質的なヒーロー。



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第1回【大きさじゃないのよ男は】
第2回【淡白なのにモテモテ君】
第3回【ナースのオモチャ】
第4回【女の敵サラリーマンホストをやっつけろ】
第5回【高ビー婦人のお色気作戦】
第6回【ブリッコOLの恥ずかしい過去】
第7回【大ちゃん、ぼくの女に手を出すな】
第8回【階段がないじゃん】
第9回【ヒロインは性格ブス】
第10回【5000万分の1のヒーロー】
最終回【人類最高の男!】




第1回

演出/片山修
脚本/中園ミホ
出演/小木茂光(根津本部長)




哀川翔と内村光良。この二人のコンビがこれほどまでにハマるとはね。対照的で、でも何処か似たところのある二人の姿は、男同士の友情っていいよね、と思わせてくれる。コメディはコメディとしてちゃんと押さえてあるのに、もちろんドラマ性だっておざなりになっていない。これは期待しなきゃ嘘でしょう。

ということで待ちに待った初回は、とにかく哀川翔、魅せてくれるよ、と大絶賛したいね(ファンだからあたりまえ、って言葉は聞きませんぜ)。だってさ、もう登場からあの独特の雰囲気背負っちゃっているんだもん。しかも、これでもか、と「ヤクザ役なら任せろ・哀川翔」を見せ付けるかのようなSE
。ちょいと任侠モノも入りの、ちょいとヒーロー(私にとっちゃ友作と同様、大門だってヒーローだからね)登場なカンジの音。これが大門のシーンごとに入ってくる。突然なのに違和感がないのはコメディだからってのもあるけど、それ以上に哀川翔の雰囲気が場を巻き込んじゃうから。さすが「俺が動くと場面がかわる」男だけのことはあるって(笑)。

登場初っ端の「内臓売らせろ」から、思いっきり泣きの入った心の声。犬を抱えての交番・友作もらいうけや「1192?知るか」だって、ことごとくいいっ。
公園で友作から「他人の心の声が聞こえる」なんて話をされ、ついでに友作瀕死時の己の心まで言い当てられたときの微妙な表情なんか、もうたまりません。

さらに「一世風靡だ・小木茂光」との絡み。これは風靡時代からのファンにとってはヨダレものだったしなあ。
大門に締め上げられた根津本部長を見て
「オ、オイ。ちょっと待て。お前、大門十三だったら足立友作の幼馴染かもしれんが、哀川翔だったら、オレの方が付き合い長いじゃねぇか。オレは小木茂光だ、一世風靡だ。素意や!あぁぁぁぁぁぁぁぁ」なんて(笑)。ビデオ、画質が落ちてくるほど見ると、こんなことも考えちゃうワケです。
ともかくも、オイシイ、おいしすぎるよ、このドラマ。

もっとも、その存在は、ピンで立ってるだけじゃここまで際立たない。やっぱりウッチャンのあの独特で可愛らしい空気があるからなんじゃないか、と。
元々ウッチャンの雰囲気は好きなんだけど、ここまで哀川翔とかみ合うとはね。(あ、しつこい?)個人的にお気に入りな、白金愛子を怒らせてしまった後の友作が、大門に「どうしよう、大ちゃん」なんて泣きつくシーンでのやりとりや、さらにお気に入りのおでん屋台シーン。あれはもう、本当に「無二の親友」な空気が流れてるもの。大門であり、友作であり、また哀川翔であり、内村光良であり。それぞれが活きているから、魅力的だからこそ引き立てあって、であんな心地よい雰囲気になってるんだと思うんだよね。
このコンビを得たことで、このドラマは「勝った」と、私は思うわけです。勝手にね(笑)

あ、もちろん他の共演者の皆様&ストーリも良かったっすよ。特に古田新太、最高です。面白すぎます。そして時にかっこよすぎます。奥菜恵はね、もうラストまで「ちょっと共感できないなあ」と思っていたんだけどセクハラ根津本部長をひっぱたいた後のすっきりした表情見て、やっと「良かったね」といってあげたくなりました(笑)。
渋谷課長が話していた、マニキュア&猫のご婦人(たぶんな)は誰なんだ?どんな大物なんだ?とか、友作の愛犬・カリートは『カリートの道』からとったのか?男の友情テーマな映画だしな。っちゅうか…サントラ流れた?とか。気になる点は次回への楽しみが増幅する要素だしね。
まあ、唯一の不満は、タイトルバックに翔さんの姿が少なすぎたことくらい?折角(めずらしく)さわやかなのにぃぃ、と叫びましたわ、私。


【大門伝説】

第1回の元ネタは…
『修羅のみち』(2001/ナック・東映ビデオ)

哀川翔の大人気シリーズの『修羅がゆく』後を受けた、ちょいと二番煎じな気もするシリーズの第一作。ちなみに現在第4作目まで公開され、第5作も撮影済み…らしい。
哀川翔が演じるのはヒーロー・吉田晴男(このちょっと地味目な名前がなんとも…。『修羅がゆく』の本郷流一のほうが好きでした…ってどーでもいいか)で関東の極道の雄。対するのは黒田という関西の腐れ外道。演ずるは松方弘樹。ほら、釣りでもしているのが似合いそうな眉毛の濃いオヤジでしょ?(笑)
おやっさん(組長)を殺されたのも、そのおやっさんから丸い石をもらったのも、相手に殴りつけたのもまるっきり一致です。ただし、本編、シリーズを続けなければならないので黒田は絶命しませんでした。残念…
しかも、シリーズ第5弾では…皆までいうまい。

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第2回

演出/片山修
脚本/中園ミホ
出演/渡辺いっけい(品川)




哀川翔、今回の登場は友作の小汚い部屋(笑)とゴルフ練習場、でもって日焼けサロンでございました。それほど多くはないけれど、やっぱりヒーローと呼びたい!

前回初っ端からちょっと笑いを含みつつ泣かせてくれた哀川翔。「やっぱり」なヤクザ役だけあって、今回も絶好調だったね。友作の部屋での、もう本当に「幼馴染」っていう設定に頷くしかない空気は、本郷さん(←翔さんファン限定…って、他の方のファンが読んでくださってるんでしょうかね・笑)なスーツに身を包んでいなければあまりに違いすぎる世界に身を置く二人とは思えないほどの心地よい雰囲気。それが友達ってモンなんだろうなぁ、などとほのぼのしていると、部屋を去るときにはきっちりヤクザを印象づけてってくれる表情と音楽!こういうテンポがまた、あざやかに表情を変える翔さんの魅力を引き立ててくれるんだよな、最高っす。
しかもこのシーンには結構見所がある。ボディーブレードで遊んで(?)いる大門の失礼とは思いながらつい「可愛い!」と思えてしまう仕草とかさ。私にはそういった細かいアタリがたまらないんだけど、でもそれ以上に気になる点がっ。
まず、友作が愛子以外にほれた女がいた、と言った事。誰なんだろう、誰??と思っていると、ふと浮かんだテレビ情報誌の記事。が、これ以後は微妙にネタバレ含むので、お得意のポインターあわせて読んでね、として仕込んどきますが。
もしかしてそれって、大門の亡くなった妻??7年前に友作、腎臓提供してるんだよね、彼女に。それって大門への友情ゆえだろうけど、少なからず彼女への恋心(ドロドロとたやつじゃなくてね)があったのかも…と。いや、あまりにベタなので、考えすぎであることを祈りますが。ちなみになにがネタバレって、これが大門の友作に対する大きな借り、だからさ。
で、もうひとつ気になるのが、去り際に大門「普段のお前は昔のおまえと少しも変わっちゃいないんだからな」(台詞は適当っす)と言ったんだよね。これって、友作の「階段転落すると他人の心の声が聞こえるようになる」って言葉を信じた、ってこと?懐広い大門だけに、なきにしもあらずなんだけど、どーでしょう。

次なる大門の登場はゴルフの練習場。芝に電話持たせてしゃべりながらショットしてるんだけど、これがまた頭はじめ、芯がズレない見事なショット!哀川翔、ゴルフも趣味だし、早朝練習場いくって話しなんだけど、いざ「芸能人ゴルフ大会」ってなヤツになると成績はイマイチ。でも、このショットならそこそこのスコア出そうなのになあ。ティーショットで飛ばそうっ、と力んじゃうんでしょうかね(笑)閑話休題。

で、お決まり(というにはまだ早い?第2回だしな。でも、まあ)の問題解決シーン。疾風の如く飛び込んできて、ストーカー・品川を一発で沈めるシーンなんざ、これまで何度も見た(といっても相手は違うぞ、って当然)気もするけど、相変わらず惚れ惚れっす。で、東京湾で締められるハメとなった品川に「沈むのと浮かぶのとどっちがいい?」って(爆)うけたよ、ウケた!参りました〜。もう翔さん、ちゃんとコメディの空気、読みきってるじゃん!…と言いかけて、そういや初期哀川翔ってコミカルで明るいキャラ多かったし、初期Vシネってコメディ入ってたもんな、と思い出した。そうなのよ、皆さん(…って誰に向かって…)翔さん、切ったり張ったりばっかじゃないのよ〜。

そんなこんなで相変わらず哀川翔のことばっかりで、今更付け足しに聞こえるでしょうが、ワタクシ、このドラマの「わんこ」のようなウッチャンがいたくお気に入りです。カリートと同じ表情してるんだもんよォ(笑)

さて来週は、グリーン上での大門が見られそうです。楽しみ、楽しみ。


【大門伝説】

第2回の元ネタは…
『修羅の蛮王』(2001/東映ビデオ)

哀川翔が両親の復讐に燃える男を演じた一作。アクション少なめ、はっきりいって暗いです(笑)
昼間は銀行員として社会生活を送り、夜になると自室でPCと向き合っては復讐計画を練るという役柄はなかなか珍しいが、その前に黒沢清監督の『復讐』シリーズだの『蛇の道』『蜘蛛の瞳』二部作だのがあるからインパクト的にはちょっとね。
でもまあ、銀行員姿の時の髪型がなんとも失笑ものだが、物語としては(ラストを除き)中々の秀作…だと私は思う。
伝説の部分は、哀川翔演じる神崎史彦が悪徳刑事(演・石橋蓮司)を殺す場面。まさにあの伝説の通りです。
ちなみに本編では、唯一の腹心(演・中原丈雄)を失うものの神崎は見事に復讐を遂げました。よかったね!

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第3回

演出/吉田秋生
脚本/中園ミホ
出演/三浦理恵子(秋川小夜子)
 柴俊夫(三田)




さすが若頭。いい部屋に住んでます。しかし…シルクのパジャマとか着てなくてよかったよな、ホント。で、大ちゃん、眠るときにもリーゼントなんですか?

初っ端から登場してくれたお陰でもうオープニングの時には一息つきたくなってしまうほどにかぶりつきで観入った第3回。でもさ、ちょっとご都合主義だよね、今回(笑)まあ、コメディだし、頭使わずに笑えればOKなのでご都合主義もさほど気にはならない。それより気になるのは冒頭に書いた、寝るときもリーゼントな大門の髪と、カミさん亡くしたあと、あの黒でまとめたシックな部屋は誰が掃除してるんだろう、ってこと。黒は埃が目立って大変なんだよな〜って、話がズレました。とにもかくにも、深夜営業のヤクザ屋さんに、あんな時間に電話かけたら、いくら友作でも怒鳴られるってば。

それにしても今回、翔さん渋くございませんでした?冒頭の友作とのやりとりはいつも通りだとして、ワガママ友作を怒鳴るシーンだの、しのぶに妻の話をするシーンだの、妙に渋い。前者はあの声だから、哀川翔に馴染みのない人は、その怒鳴り声の高さにちょいとガクっと来るのかもしれないけれど、聞きなれた私にとってはああ、素敵、って感想しか出てこない(笑)。しかも、続いて廊下で三田を締め上げるところ。そりゃ脚本家が書いた台詞だけどさ。「俺の身体切れよ。俺の身体、何処使ってもいいから、友作助けてやってくれよ」って(泣)。ああ、いいなあぁぁ。こんな台詞さらっと吐いちゃうヤクザなんて、正に哀川翔が映画でやってる劇画まんまの極道像よ。テレビ的軽みをキープしながらも義理人情を纏っちゃってるんだよねっ。

でもって後者。大門と友作の絆みたいなものがちらっと明かされるその場面。微かな笑みを湛えながら、楽しいはずはない過去を語る。即ち友作が大門の妻に腎臓を提供したという過去。その甲斐なく、長らく生きることはできなかった妻の話を、大門は哀愁を帯びた面持ちで語るんだよね。で、「あんなおかしな体質になる前から、あいつはずっとオレのヒーローなんだ」と。きゃああ、もう、大ちゃんさすがよっ。やっぱりその世界で出世(?)する人は、人を見る目があるよっ。しかしさ、普通の人と話すように、何の抵抗もなく大門に話しかけられるしのぶって…結構つわものだよな。大門のそ男の色気に、しかし惚れはしないようだけどね(笑)

んで次なる登場はゴルフ場。なんだかもうちょっと格が上っぽい部下連れて歩こうよ、と言いたくなるほどにチンピラに囲まれてティーショットしてる場面。先週も舎弟に携帯持たせてショットしてたけど、アレはアイアン。ドライバーは長いからね〜、打つ方も携帯持ってるほうも怖いんじゃないか、って気はしますが、まあそんなこと言ってたらこの稼業はつとまらない、っちゅう話ですかね(もっとも、実際のショットはロングで撮ってましたし、なんとなく翔さんのフォームじゃない気が…差し替え?)。でその時の電話の相手だって、やっぱり友作。ただし、今回の友作はちょっとシリアスモード。っつっても、あくまでコメディにおけるシリアスモードだから、十分に笑えるんだけどね。で、いつもは大門から電話を切るのに、今回は悲壮な決意(笑)を告げた友作から受話器を置き(っつーか、投げ)、そのただならぬ様子に「オイ、コラ」と叫んだ大門の目には、病院で見かけた、半身不随であるはずの落合が映り…。此処よ、此処。これがご都合主義の極みだっちゅうの(笑)。

それを見逃さなかった大門、当然一番いいところで登場するワケですから、今回の助けられる人・三田がピンチの懲罰会議にも姿を現します。まあなんともいいタイミングでドアを開け放って(いや、実際開け放ったのは舎弟の芝だけど)、三田の冤罪晴らす証人のチンピラ・落合つれて(いや、実際車椅子押してたのはしのぶだけど)、あのテーマ音楽背負ってね(笑)。まあ今回はあっさりと事情説明して、あまりに自然すぎて聞き流しちゃうような口調で「東京湾いこうか」と、落合つれて去ってっちゃいますがね。しかし、あのヤクザなティノラスのスーツより、ゴルフしていたハイネックの半袖シャツに白いスラックスなんて姿のほうが、ウッチャン絶賛の翔さんのスタイルのよさが際立って、私ゃ嬉しいね。今回一番のヒットは、結局それだったりして(笑)。

あ、そうそう。翔さん以外、ね(笑)。
悲壮な決意を告げる友作の「わかるかい、大ちゃん」「じゃあな、大ちゃん、俺はやるよ」と、酔っ払いの渋谷課長&飯倉に電話で「すっごく不安…」とつげるしのぶの表情でした。

さて、来週は、紋付き着た大門が見られそうです。


【大門伝説】

第3回の元ネタは…
『通称!ピスケン』(1996/東映ビデオ)

伝説のヒットマン・ピストルの健太、通称ピスケンこと阪口健太の活躍をコメディタッチで描いた作品。哀川翔と組んで数々のヒットを飛ばしていた高橋伴明監督の作品で、その軽さが非常に心地いいんだよね。また翔さんっつったらチンピラ、って頃の作品で、今みたいな重厚さはないけれど、弾けた魅力が万歳です。
作品中では、往年の東映ヤクザ映画名場面を哀川翔がパロディで演じて見せるってな遊びも入っていて、哀川翔初心者には是非オススメしたい一品。
ちなみにこちらでは、『死んでもらいます』のあともきっちり描かれています。まあ、折角の伝説ですんで、内容を書くことは控えますが、なんというか…笑えます。
まあこのエピソード自体が、伝説にある通り、事実は本人しか知らない昔話、ってことなので、これまでの伝説のように、ストーリーに大きく関わるエピソードとはいえないんだけどね。

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いよいよ登場の哀川語録。しかも、思いっきりいい使い方してくれるんだもんなあ。さすが磯山Pと仰け反っている間に物語はテンポよく進んで行きました。

今回は脚本家が違うんだよね。だからかな?微妙に空気が違う。もっとも、レギュラー陣のチームワークはばっちり固まっちゃってるので、全然問題はないんだけどね。でもって今回"心の声"の分量が絶妙でイイ。邪魔じゃないし、説明臭くないし。まあ心の声を聞かなくても、大宮サンは大久保の思惑など遠にお見通しでさ。だから友作が落ちる必要はさほどないんだけど、まあそれは、友作の"損得ナシで他人を助けたい"という思いの現われとも言えそうで…。そんなこんなで今回は前回より好きです、私。

我らが哀川翔…っちゅうか、大ちゃんの登場はOP直後。塩辛を食べつつ「その説教男、聞けば聞くほど胡散クセえな」とアップでキメてくれて(笑)。で、続くのが大好きな友作の部屋シーン。いいんだよなあ、この2人のシーンは。いや、2人じゃないな、もう1人<カリートも一緒。いや、1人じゃなくて1匹ってのは重々承知なんだけどさ、友作にとっては大ちゃんと同様のかけがえのない友達でしょう?で、大ちゃんだって、当たり前のように可愛がってる。だから1人でいいじゃん?閑話休題。

で、そのお気に入りのシーンで登場したのが語録!すなわち、「5000万分の1の女」。名著『俺、不良品。』の中でもなかなか心に響く名言。いやさ、他にも「ダブル太陽」だの「俺が動くと場面が動く」だのといった『木更津キャッツアイ』にも登場した名(ある意味・迷)言があるんだけどさ。この「5000万分の1の女」はね、家族の章に出てくるだけに、なんか重みが違う。で、ドラマの中でその重みは十二分に活かされてるんだよね。女は利用するものだと思い込んでいる大久保に、友作が投げつける言葉として。まあ、今の大久保に届いたとは思えないけれど、いつかその言葉の重みがわかるといいね。

ただし、そこはコメディ、そこは友作と大ちゃん。いくら大ちゃんが窓際にたたずんで、そんな語録を含む「男にとってなァ、一番大切なのは、5000万分の1の運命の女に出会えるかどうかなんだ。そしてその女を一生涯愛しぬく。もてるかもてないか、そんなしゃらくせぇことどうだっていいじゃねえか」などとキメたところで、そのまましんみりしちゃいけません。友作、しっかり白金さんを思いだしてTEL、その間大門はカリートに塩辛食べさせようとしたりして…ダメだってば、犬に塩分はっ(笑)。更に「カリート、振られたってよ」って。きゃあ、最高よ〜。

さて、此処から大門の再登場までは当分ありまして。でも物語はサクサク進んで行き…ってあたりまえ。引越しシーンでの友作と航介のやりとりに「ふふふ、友作クン、なかなかしたたかだね」などと笑いつつ。なぜ大久保、これ見よがしに上半身裸で水飲む??と突っ込みつつ。

しかし、有森也実さん、いいねえ。巧いねぇ。不幸な影のある女性をずっと引きずっているから、最後のすっきりした表情がとてつもなくキレイに見える。いや、元々美人なんだがな。

そんなことを考えつつ、さて大ちゃん。今度は茶室。何がどうなって茶の湯を楽しむ事になったんだか知りませんが、「主人公」なんて掛け軸のかかった茶室で「今結構なお手前を戴いているところなんだよ」って(爆)。しかも、普段着の芝、隣においてさ。もうワケわからないって。更に来週もモデルかなんかやっていそうなワケわからない登場をしてくれそうなんだけどさ、あはは。ま、そんなところに電話して来ても、いつもの「知るかっ」で終わりなんだけどさ。

勿論、いつもの、ですから、一番いいところで大ちゃんまたまた登場。もうコントでしょうが、それじゃっ、な登場なんだけど、いいの、今回は全編通してテンポがいいから。そのテンポ通りの登場だから。しかも大門に脅された大久保が「怖ぇぇ。Vシネみてぇ」とあはは、もう哀川翔ってのを最大限に活かしちゃってくれて、ありがとうっ、てなモンよ、ホント。ところでさ、大ちゃん、友作に、「なに、人の受け売りしてんだ」と言ってましたが、どーして聞こえたんだ??心の声が聞こえる友作とはまた別の能力の持ち主か??(んなワケないっちゅうの)。そうそう、あと一言ね、和服にサングラスは、著しくヘンです(笑)。

さて、そんな今作の、翔さん以外の収穫は。古田さんの古畑は激似ってこと、5段程度の階段では、友作の能力が発揮されないということ。で、疑問は、1人5万は下らないゴードンでの白金サンの食事代が5万を下っていたのは、これいかに?ということでございました(笑)。


【大門伝説】

第4回の元ネタは…
『実録 夜桜銀次』(2001/東映)

実在した伝説のヤクザ、通称・夜桜銀次の壮絶且つ破滅的な生涯を描いた意欲作が今回の元ネタ。レバンスビル「463987」(ヨルサクハナ)という拳銃を生涯のバディとした男を演じた哀川翔。全身刺青に褌ひとつという姿がとても衝撃的でした。カレンダーの1枚にその写真使われた日には…どーするのよ、その9,10月…。
さて、使われている場面は、前後編に分かれた今作の前半部分。親父っさんを殺した元身内にして裏切り者の木元の事務所へ出向き、で、伝説のように壷を破壊。今作の役柄は、ちょっと共感するには難しい特異なキャラだったので、そんな行動は序の口ってワケ。別のシーンではあるけれど、結局木元を撃ち殺しちゃうしね。自分も瀕死の重症を負いますが、ね。
伝説としては面白いけれど、このドラマから入って哀川翔の魅力に気づいた方には、ちょっと刺激の強すぎる一作ですね。

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大ちゃん、一体なにやってるのよ(笑)。回転台の上で顎に手を当ててポーズを決めて、女子大生のデッサンのモデルなんて、そこにどんな絆があるって言うのよ(爆)。

前回茶室で電話を受けた大門。今回は美大でデッサンモデルの真っ最中。雑誌によれば、今後も妙なところで電話を受けるそうだけど、ま、それはこっちへ置いて。今回はゲストのキャラは立ってるし、ドラマとしても結構いい出来だったのでは?と密かに思ってるんだよね。高田万由子のお嬢様ぶりは、彼女が本物だけに(?)全然違和感ないし、だから、とんでもない我儘なんだけど、そこに嫌味がないというか、妙な説得力があってさ。阿部サダヲのとにかく研究に没頭したい世間からズレた科学者ぶりも似合ってたしね。だから、なのかな?物語終盤で語られる二人が出会った頃の回想も失笑ナシで見られたし、ハッピーエンドも素直によかった、よかったと言える。ま、ね。唐突にでてくる三田医師とか、結構「あん?」って場面もあるにはあるんだけとね。

さて、そんな今回。回数を重ねるごとに哀川翔と内村光良を越えて、大門と友作という関係が馴染んできて、よりこの2人の関係がほほえましくなってくるんだけど、それ以上に回数を重ねること増してきたのが大門のコメディ性。もうこうなったら行くところまで行っちゃってよ、と言いたくなるほどの弾けぶり。いやさ、チンピラ役の弾け方とは全然別物ね(笑)。でもつて、それにつれて舎弟の芝まで笑いを取ってくれる。あの裏返った声なんか、反則だよ〜。

あ、その芝の登場以前に、今日は特筆すべき名シーンがあったんだ!そう、友作、カリート、そして大ちゃんの朝散歩シーン。雑誌で見かけたときから注目、且つ楽しみに待っていたシーン。途中で辰巳が水をさしたけど、もうこの雰囲気は家族よ、家族!(ってそれはヤバいってば)。友作にしのぶのことを振って、一人であーだこーだと呟く彼を見る大門の表情は何かを感づいていそうで。こういうキョトキョトした表情の翔さん、いいんだよね〜何時までたっても、どこかイタズラはじめそうで(笑)。

ま、そうはいっても、今作での大門が担うのは、二枚目のポジション(ってそれは思い込み?)。ちゃんといつもの音楽背負って出てくるときには渋く決めてくれます。もっとも、ドラマがコメディだから、いつもの調子で決めちゃうと、それだけで笑いを誘ってしまうんだけどね。即ちそれは、桜新町を締め上げるシーンで。昨日の番宣でホリケンが「ボク、泳げません〜」って言っていたのはこのシーンのことだったのね、と1人納得。

同じように渋く決めて、且つ、笑いではなく感嘆を得るのは終盤。撫子が拓郎を追って空港へ向かうくだり。もう、いきなり止まった車から顔出して「乗りなよ」って声かけた表情とか、キッチリ愛子に電話かけてチケット手配しちゃうところとか、更には「一生の絆、大事にしなよ」なんてクサい台詞だってさらっと決めちゃうところとかさ。やっぱり翔さん、二枚目じゃん、と叫びたくなるんだよね。あ、なんで撫子は、いくら急いでいたからといって見ず知らずの、しかもちょっとカタギには見えない男の車にあっさり乗ったのか、とか、どうして愛子の電話番号知ってのか、とかそういうことは一切言わないようにね。ま、どうしても理由付けしたいのなら、お嬢様は悪人というものが世の中にいることを知らなかった、とか、電話番号は友作の部屋で見かけて脅威の記憶力で憶えてた(んなバカな!?)とか、なんとでもなるじゃん?

それにしても今回は、こうやって感想書いていても、大ちゃんのシーンよりもストーリー全体が頭に浮かんじゃうんだよね。こりゃ参った(って、それが本来のスタイルか)。なんか、拓郎がケナフの素晴らしさを滔々と説く場面なんて、おっ、いよいよ地球を救うってタイトル掠りだした?って感じだしね。そんな第5回の中でも特にハマったのは、「ランドマークホールで落ちてるから」という友作の言葉と、撫子を空港へ向かわせるナナカンのチームワーク、そして愛子のラーメン屋での替え玉(ってこんなに食っててもこのスタイルだったら…そりゃ奇跡です)、でした。しかしその愛子、やけに大ちゃんからの電話をにこやかにとってたけどさ、いっそ最初は友作、3人で同窓会したら?そうすれば邪魔入らない気がするよ…ってそれじゃドラマになりません(笑)


【大門伝説】

第5回の元ネタは…
『浅草哀歌 獅子の絆』(2002/ミュージアム)

ワンダーランド浅草を舞台にした、久々に哀川翔がチンピラ的軽みを全開にしてくれた最近作が今回の元ネタ。ほんと新しいのよ。6月末にリリースされたばかりだもん。

この作品で哀川翔が演じたのは、叶天凱というイキのいいヤクザにして、浅草の人気者。様々あって、故郷・浅草を離れていたが、ある日ふらりと戻ってきて大暴れ、という物語。元ネタとなったのは冒頭、浅草に戻ってきた天凱が、彼を浅草から追い出すにいたった組に"挨拶"にゆく場面。まさにこの通りのシーンです。ただし、台詞はチト違って「観音様がやけどして、おかめになっちまってるぞ。金は何処だ?」となっております(笑)。

作品としては、幼馴染の芸人を演じる木下ほうかがいい味だしてる小品ながら好作。ただし、もう1人の幼馴染を演じる加勢大周がね…イマイチ。とはいえ、浅草という舞台を見事に切り取って、下町の風情をたっぷり映しこんだこの作品は、気軽に見るにはいい一作です。

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第6回

演出/吉田秋生
脚本/相内美生
出演/酒井若菜(亀戸葉子)




友作・大門・カリートのほのぼのお散歩シーンに、辰巳社長登場、というシチュエーション。これって定番シーンになるんだろうか。いや、まだ二回なんだけどね。

それにしても今回。さらに友作・大門、家族疑惑が(っていつから、そんな…)。家でぬかみそかき混ぜるいい奥さんの友作と、ぶっきらぼうなんだけど愛情深い旦那さんの大門(笑)。しかし、そんな風景の中にあっさり入り込んじゃうしのぶって…一体何者なんでしょう。大門の職業より、そっちの方がよっぽどミステリアスですってば(笑)。愛子からの電話がかかってきたアタリからの三人…面白すぎるしな。

さて、今回の主役は飯倉航介。なんかモテ男って設定がイマイチぴんと来ないキャラなんですが、今回はちょっとイイ男。もっとも、第4回に引き続き、また蕎麦かぶってるけどね(笑)。んで、それに絡む女性・亀戸葉子。こっちがマドンナ、だな。登場は、同性にとっての"イヤな女"。実際側にいたら、私ゃ蹴るね、後ろから。そんなタイプ。まあそこには事情があって、元々素朴な田舎のいいコだったのが、驚異のダイエットに成功してこうなった、と。でもって、このドラマで最後まで悪いのは大ちゃんに始末される人間だけ、ってことになってるんで、かつてのいいコを取り戻すんだけどさ。このイヤな女の登場で、私的には、ブリッコオリンピックに敗れたしのぶの好感度、跳ね上がったけどね。もともと、清純派ってところがツラかったんじゃないかな?彼女には。だって、どっちかっていえば、ちゃきちゃきでおきゃんなタイプじゃん?話、ズレました…。

で、お助け大ちゃん。今回友作からの電話を受けたのは、愛子らとの合コン真っ最中でのこと。大ちゃんに代わってと言われた愛子が電話を差し出すも、うるさそうに手で払う大門。すかさず芝が出て「切りますよ」、と言えば、必死で事情を説明する友作。受話器は大門の耳に当たっており、…ってすばらしいコンビネーションっす、大門と芝。もっとも、話を聞いた大門「しるかっ。てめぇの落とし前はてめぇでつけやがれっ」と一喝。周囲はシーン。そりゃ、合コン、沈みますって(笑)。しかし、この場面での大門は、ひたすら渋く強面作ってます。柔らかな一面は友作にしか見せないのね?あ、しのぶにも見せてたか。しのぶ…家族候補??

もっとも、そうはいっても、そこは大ちゃん。ちゃんっと黒幕締め上げて、一番おいしい場面に登場します。「ほい、自己紹介」だの「はい、よくできました」だのってなるほどな哀川節でうれしいんですけど、この会社…誰が入ってもノーチェックっすか??
で、今回お仕置きされるのは二人でして、一人は東京湾。もう一人は相模湾。…って別に、分けなくてもねぇ。一方は往生際が悪いから、といって相模湾に沈められることとなったみたいですけど…ってことは、東京湾の方がまだ待遇いいってことかしら?おかしすぎます、大門(笑)。でもって、それを見送った渋谷課長の「かっこいいなあ」が個人的に、ありがと〜です。

ところでその渋谷課長。時々むちゃくちゃかっこいいよね。今回は、飯倉の無実を訴えるアタリが非常によろしい。でもって、今回は「わかったよ、もう。落ちりゃいいんだろ、落ちりゃ」と言う友作もちょっとカッコよし!しかし、エスカレーターは…怖いよう。

そんなこんなの第6回だったんだけどね。でも、今回の何よりものお気に入りは、CDプレゼントでのカリートよ!!わ〜反則だ、ずるい。かわいらしすぎるぅぅぅぅ。それに続いては次回予告。いよいよ大門メインの回で、回想シーンのチンピラ大ちゃんとか、友作との殴り合いとか…ああ、楽しみっす。たまらないっす。

ということで、告知と予告で本編かすんじゃった…すんません(笑)。


【大門伝説】

第6回の元ネタは…
『浅草哀歌 獅子の絆』(2002/ミュージアム)

…ってそう、前回と一緒です。ここまで毎回違ったからさ、まさかと思ってなかなかいきつけなかったよ、盲点だったなあ。

該当シーンは、"関西の鉄砲玉"と決めつけられた天凱が、子分とともに俄か関西弁で賭場破りをする場面。なるほど、何箇所かの賭場破りがフラッシュバック的に繰り返されて、子分がさいころを噛み割るシーンもあり。あのまんまです。

それにしても…古い作品はきっちり憶えているのに、新しい作品は知識があやふや…。だって、翔さん、出すぎだってばぁ。

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第7回

演出/平野俊一
脚本/中園ミホ
出演/石田ゆり子(涼子・みゆき)




いや〜びっくりしたね。まさか「お礼にこんなことしか…」の役回りが大ちゃんにめぐってくるとは(爆)。もっとも、本気で友作に迫ったりなんかしたら、即刻ファンやめるけどさ、私は(笑)。役柄でもゲイは勘弁です…。

今回は待ちに待った大門メイン。コレまでにもちょこちょこと明かされてきた友作と大門の深い絆ってヤツが完全解明されるのかと思いきや、目新しいことはほとんどなかったけど、そんなことはどうでもいいの。もう大ちゃんをたっぷり見られるだけでさ。まあ、たっぷりっていったって、いつもに比較して、って程度だけどね。物語はやっぱり、友作とゲストヒロイン(っていうのか?)をメインにして進んでいくワケだからさ。

そんな今作ですが、いや〜いいね、ホント。友作と大ちゃんの関係ってさ、実際にこの二人がいるんじゃないか、実在してるんじゃないか、って錯覚しちゃうくらいしっくりきていて心地よい。殴り合って、あはははは、なんて使い古されたシーンさえ、さわやかに見えちゃうんだから。もうキャスティングの勝利、っていうかさ。最高よ、本当に。どんなに言葉を連ねたって言い表せないね、この空気は。ああ、素敵っす。

かてて加えて。大ちゃんのアクション。さすが哀川翔!!得意分野は外さないっちゅうか…もう倉庫(だっけ?)でのアクション、身のこなしが違うもの、やっぱり。

でもね、でもね。やっばり一番好きなのは、埠頭での友作との殴りあいのシーンでしょう。大門の亡き妻・みゆきのことが好きだったと告げる友作。どうしてそのときに言わなかったんだ、と大門が問えば、友作は「言ったらなんか変わった?」と吐き出すように言うんだよね。このシーンがさ、凄く好き。友作がいとおしくて仕方ないもの、ホント。きっとそれは大門も同様だったんじゃないかな、とは私の勝手な思い込みだけど、友作の拳が大門の頬に当たったのは、あれは大門の愛情だと思うんだよね。友作に、あと一歩を踏み出させる為の友情。ホント、素直に感動していいでしょう、これは。こんな二人が見られただけで、私はもう満足です。今回は、どんなに言葉連ねても、感動は伝えきれない気がするよ。自分の文章力のなさが、つくづく哀しくなるほどの幸せな一時間をもらいました。

しかし、41歳哀川翔…まだまだチンピラ役がイケるって、ある意味怖いわ。しかも設定27歳!!


【大門伝説】

第7回の元ネタは…
『横浜極道戦争 ながれもの2』
(2000/東映ビデオ)

八百長試合を拒否してジムの社長を殴り殺した元ボクサー室井辰彦。現在、時効間近の逃亡中で私立探偵を営むストイックな男。そんな役を哀川翔が演じたのが今回の伝説元ネタです。最後に2とあるのでお分かりでしょうが、前作があります。原作もあります。…あるんですが、まあ、別物と捉えていいでしょうね。原作好きの私としては、喜んでいいやら、悲しんでいいやら…でした。

該当シーンは、ほとんどあのままです。そのシーンよりも、ボロボロで転がりこんだ定宿の主人のオカマキャラが印象に残っていたりして(笑)。わかりやすい作品ですので、原作に愛着があるとか、技術的なことで重箱の隅を突付きたい、といった方以外には、まあ勧めてもいいかも、な作品です。

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感動の一話から一週間経って、興味はまたしても「大ちゃん、どこで電話受けるの?」でございましたが…まさかDJブースとは…。

今回のメインはナナカンの宿敵・公認会計士の桜新町。がっっ。このドラマってつくづくいい人揃いだよね。ま、同じネプチューンでも、原田泰造だったら極悪人もできるんだろうけど、ホリケンにはね、似合わないし、見たくない。だから、ちょっとキュートな小悪党ってキャラはとっても気に入ってるんだよね。

今回の話は老舗の醤油屋をめぐる、ちょっとした御家騒動だったワケなんだけどさ。なんか、大ちゃんのせいでごちゃごちゃしちゃった気がしませんか?(笑)だって。そもそも父親候補、しかも偽者を連れてきたのって大ちゃんじゃん?最後はきっちり決着つけてくれたからいいけどさ、葛西っていう真っ赤な偽者の出現も、その父親であるという裏づけも、大ちゃんがもたらしたもの。オイオイ、って気がいたしました。ま、それでも大ちゃんはヒーローですがね。

しかし、冒頭にも書いたけどさ、大ちゃん、なにやってるのさ。ラジオのDJやってるのね?しかも、名前が冠されてるってことはレギュラーなのね??すばらしいよ、笑っちゃうけど。兄貴、私の悩みも聞いてくれぇぇ。サイトの更新が進まないんです、どーしたらいいでしょう…って。「しるかっ、バカ」といっていただければ幸いです。

んで、その番組最中の「兄貴」に電話を取り次ぐ芝がこれまたツボ。あんなに強面なのに、結構気を使ってるのよね、あちこちに。そういや前回、大門に悪党の始末を任された芝、「わ〜い。日頃のストレス、発散しちゃおう」とか言ってたよな(爆)。常日頃、ヤクザ映画ばっかり見ていると、こういう舎弟って、すっげぇ忠臣か、とんでもない裏切り者だと思っちゃうんだけど、、ぜひ前者で頼みますよ。

今回は愛子の酔っ払って乱入、なんて場面もあって、しかも大ちゃんお持ち帰り、(というより、愛子が大ちゃんお持ち帰りって気が…・笑)なんてのもあって、同級生ほのぼの路線なんかも垣間見られたし、話はどーでもいいわ、ってな部分で楽しかったです。しかし友作クン…君は愛子をどうにかしようってことより、もしかしたら恋人に…ってな片想いシチュエーションを楽しんでいないかい?そんなアナタがいとおしいけどね。


【大門伝説】

第8回の元ネタは…
『修羅伝説 極道の地獄』(2001/東映ビデオ)

だと思われます。微妙にね、違うんだよなあ。ので、ちょっとひっかってはいるんだけど。
翔さんが、近頃では珍しく、荒々しく獰猛な男を演じた一作。好みが分かれるだろうな。久々のキャラは新鮮だったけれど、なんかバカっぽくてな…。冒頭のチンピラ芝居もなんだかな、だったし。ちなみに「情熱大陸」で撮影現場がちょいと流れてましたね。

ひっかかっているのは、ジムに殴りこんできたヤクザが、ボクサーを叩きのめして、って部分。Vシネでは、ないんだよなぁ。でも、権利書取り戻したり、照れたように頭掻いたり、有望なボクサーがやられそうになったら…ってな設定はピタリです。

なんか、ちょいと古くさげなジャケが笑える一作です。

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第9回

演出/吉田秋生
脚本/中園ミホ




しのぶに対する友作の微妙な感情を、大ちゃんはやっばりわかってるんだよなあ。

だから、50段もの石段から落ちて、しのぶの声を聞いたらどうだ、なんて勧めちゃう。友作、気にはなっても、誰かの後押しがなけりゃ、まだそこまでの根性はないからね。しかも、「無理にとはいわねぇけど」とか、ちゃんとツボを心得ていて、友作の心をぐらぐら揺らしちゃうんだもんなあ。で、彼が決意したのを確認して、満足げに笑って立ち去るって…もうかっこよすぎます。

さらにアフターケアも万全で、芝をきっちり友作の元に残していくなんて、ニクいね、このっ、このっ。でもって、憮然とした表情で友作を「お姫様だっこ」(爆)する芝。友作が「いつも、ありがとうね」と言われたときの顔!!もうなんていったらいいんでしょう〜。大ちゃんも素敵だけど、妙に気になっちゃいます。魅かれます(笑)

気になるといえば、今回の演出。セットをあえてセットとしてみせて、舞台のように、あるいは「フルハウス」のようなライブ感覚のドラマのように魅せてくれた友作の部屋のシーン。主要登場人物の殆どが終結していて、で配置も絶妙で、ついでに古田さんと愛華さんがやっぱり舞台の人だなあ、とため息でるほど素敵で、最高だったなあ。こういう遊び心、しかも計算しつくされたうえでの策略、大好きですわ。

ところで今回のメインはしのぶ。彼女がぶりぶりな理由もわかったし、(まあそうだとは思っていたけど)いい子だってこともわかった。結構いい話だったんじゃない?いくら予想できても、彼女が「ごめんなさい」と言ったときには、ほっとしたしね。

さて、ドラマも終盤ってことで、話が俄かにでかくなってきてます。いままで身近な人を救ってきた友作も、今回は会社を救い…。残すところ後二回ってことで、急展開のようですね。ちなみにこの感想書いている今現在は、9/5 21:02です。もう、とんでもないことになりそうな今回が気になって、集中できません。ので、このあたりで。


【大門伝説】

第9回の元ネタは…
『極悪 人間魚雷ブルース』
(2000/ミュージアム)

イキっぱなしのチンピラを演じた一作。舎弟役には加勢大周。確かに釣堀でチーズバーガー食べてます。でもって、伝説のままです、相手が間抜けで笑えます。でもそれ以上に笑えるのは、劇中に登場する回想シーンでの、翔さんの髪型です。なんなんだ、一体??な髪型です。勘弁していただきたいです(笑)。

物語は…イマイチ私は好きじゃない、っちゅうか、ラストシーンが納得いかない…。ってことで、コメント、短め。

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第10回

演出/平野俊一
脚本/中園ミホ
出演/鈴木杏樹(目黒操)



ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ。そんなのアリ?大ちゃんかっこいいけど、哀しすぎるよ。シリアル路線に先行突入するなんてさ。

いやさ、情報誌なんかで事前にチェックはしていたから、ある程度の事は予想できたよ。だから、意外ってことはなかったし、むしろそのシーン、ちょっと期待してた。翔さん、得意分野じゃん、ああいうのはさ(笑)。ついでに最終回も事前学習したから、ある程度の安心感もあったしね。え?なんの話か、って、そりゃもちろん、ラストの、大門、撃たれる!シーンのことでございます。

それにしてもさ、前回から急に話がでかくなって、でもってシリアス路線に転換が?と思っていた今回。ところが全体的には相変わらずコミカルでさ、結局おもいっきりシリアスになってくれたのは、ラストの
大門DJ〜襲撃までのほんのわずかだけ。もっとも、このドラマはそれでいいんだけどね。

しかし、
大ちゃん。むっちゃくちゃかっこよかったよ、今回。誰もが大ちゃん助けて状態で、ついでに渋谷課長に至っては、友作の真似までして大門に電話かけてるしさ。(真似ってことなら大門の真似していたか…微妙だけど、阿部さんより似てる・笑)。でもって、そんな周囲に苛々したり、見せ場がなくていじけちゃったよ、なんて心の中で呟いたりな(ついでに無表情でドーナツも食べてたしな)芝のポイントも高かった。やっぱりコメディーだと思ったしね。ところが、大ちゃんが真剣な顔すると、途端にドラマの空気が変わるのよ。今まではそんなことなかったんだから、明らかに今回の演出ゆえ。友作が陥った危機のレペルを、大門はちゃんと感じ取ってるのかもしれない。だから、あんなに真剣に、周りの空気を変えるほどに真剣になっちゃうんだろう、と。

それでもね、まだ今話も前半は軽かった。
大ちゃんが真剣でも軽かった。次第に重みを増してきたのは、カリートの登場からじゃなかったかな?泥まみれのカリートを抱き上げて、本当に真剣に、泣きそうなほど真剣に「俺の命に代えてでも友作は助け出す」と告げる大門。凄い重い言葉。掛け値なしに真剣で本気な言葉だから、とてつもなく重く心に響く。どうよ、こんな台詞を、これだけの説得力もって言えるキャラってそのあたりにいる??でもって、そんな役を、これでもかの説得力で演じられる俳優って他にいる??なんか私、久々に、ああ、この人のファンでよかった、間違ってなかった、と思ったりして。

で、そんな
哀川翔にしかできない大門十三は、さらにラジオ番組での告白シーンで本領発揮。もう、総ての人に、でも、たった一人の人に語りかけるようなトーンで、淡々と自らと友作の友情を語る大門。ちょっとうるっ、と来たよ、実際。でもって、続く不幸が予測できてしまうだけに、哀しかったよ。なんて素敵なんだろう、この二人の関係は。もう何度となく書いてる気がするけど、でも、本当にそう思うんだもん、仕方ない。やがてその語りかけが終わり、最後の曲、友作の好きな「You Are So Beautiful」を背負って、雨の街に出る大門。手には友作とカリートへのプレゼント。そして…。ああ〜凄い好き、この流れ。痛くて、哀しくて…続く展開が全く予測できない状況だったらズーンと落ち込んだだろうけど。でもって、そんな状況も味わいたかった気もするけど。ああ、ため息出ちゃいました。なんだかんだいって、今回って大ちゃんの回だった気がします。

ここまで感動しちゃえば、あれ?
大ちゃんの番組、放送時間バラバラ?とか、ま、サイレンサーついてるから、かなり威力は落ちてるよね、とか、なんで渋谷課長やしのぶまで大ちゃんの携帯ナンバー知ってるんだ?だの、芝、なんで今日に限って側にいないのさ、だの、更には、友作がいないのに、どーしてみんな彼の部屋に集まってるんだ?大ちゃん、合鍵の仲か?だの、そういった細かいことは一切気にせずに、次回最終話を待てそうです。終わっちゃうのは寂しいけどね。

ちなみに今回の
大ちゃん以外お気に入りは、泥まみれのカリートと、大ちゃんっ、と必死に呼びかけるラストの友作の表情でした。ああ、切ないっす。


【大門伝説】

第10回の元ネタは…
『新極道伝説 三匹の竜』
(1999/東映ビデオ)

大組織を飛び出した一匹狼のヤクザが、日台ハーフの王と、中国人の林と組んで、無法地帯と化しつつある新宿をおさえよう、と「三竜幇」という組織を作り上げる物語。

該当シーンはクライマックスの1つです(って何度かクライマックスのやってくるおいしい作品なのですね)。伝説はほぼ、そのまま。結構好きなシーンで、王役の小沢仁志さんとのコンビネーションか絶妙です。翔さんの渋くて硬派な演技を堪能するのにはもってこい。

ちなみにこの年のVシネは佳作ぞろい。伝説とは関係ないですが、『組織暴力』シリーズってのが計4作でてまして、これがまたいいんです。絶対オススメ!

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最終回

演出/片山修
脚本/中園ミホ/相内美生



うわぁぁぁ、いい。すっごくいい。やっぱドラマの最終回ってこうでなくっちゃ。盛り上がって、盛り上がって大円団。こういう展開、大好きです。

いやね。いろいろケチつけ始めればいくらでもつけられるんだけど、そんなことが虚しく思えてくる。んなバカな!?な展開がないわけじゃないけれど、最終回に来て、異常に物語の速度が上がったことも事実だけど…それにつれて、最終回2時間でやってもらいたかった、とかわがまま言ってみるけど。それらを全部さしおいて、好きだなあ、好きだったなあ、このドラマ。

今回、もう初っ端からゾクゾクしたもの。友作が病院に駆けつけるシーン。彼の表情が、すっごく泣きそうで、でも怒りがにじみ出ていて、なんだか凄く切なくなってくる。前回のラスト、大門が倒れるシーンが冒頭にあって、そのままいつものオープニングになっちゃったらどーしようか、と思っていただけに、この導入は良かったなあ。

で、なにより嬉しかったのが芝!彼、いいわ。自分の血を全部使っていいから兄貴を助けてくれ、と叫んでいる。これって、ここまで重くなかったけど、似たシーンが以前あった。友作が不治の病だと勘違いした第3回。大門は、自分の体の何処を使ってもいいから友作を助けてくれ、と告げていた。そうなんだよね、大門が芝を信頼しているのは、きっと自分に似ているから。さらに芝、友作の姿を認めると、もう這うように近づいて土下座して…。友作に謝罪するのよ!これは心に来たなあ〜。食ってかかると思っていたから。友作に、あんたのせいだ、的な言葉を投げると思っていた。でもね、芝は知っていたんだな。大門がどれだけ友作を大切に思っているか。だから、自分が友作に恨み言をぶつけることを、けして大門は喜びはしない。自らの生命が危機に瀕した今でも、きっと大門は友作の事を案じている、って。しかもそれは、知識としてではなく、感覚で、あるいは本能で。心の部分で、しっかりとそれを知っていた。かっこいいです、芝さん。もうね、今回の前半部分、私的ヒーローは、芝さん、あなたです。

で、後半部分のヒーローは、といえば、そりゃもちろん大門、といいたいところなんだけど、さすがに今回ばかりは友作に譲ります(笑)。なんであんなにかっこいいのよ。なによりお気に入りなのが、辰巳のアジ演説の最中、「ふざけんじゃねぇ!!」と食って掛かった友作。すごいの、もう。最高なんだよね。それは、見掛けのかっこよさじゃなく、彼が大事にしている「友情」というものの裏打ちがあるから。ナナカンの面々らも勿論だけど、自分のせいで死の渕にまで追いやられそうになった親友。彼が何より大切にしているもの。その存在があるから、彼の怒りはカッコイイ。「俺は大事な友達をやられたんだぞ」。こんな場面で当たり前のように大事な友達と言える存在。友作と大門はやっぱり素敵です。

でもって、此処までのほのぼの路線が、友作のいい人ぶりを丹念に描いていたから、初回では友作が死にかけた時、それを心配していたのは大門だけだったのに、今回は誰もが彼のみを案じているということに不自然さがないんだよね。そこにあるキーワードは、やっぱり友情。

無論、ヒーローは友作に譲った(というか、元々彼がヒーローなんだがな)とはいえ、大門だって見事です。松葉杖で友作のピンチに駆けつけて、彼ともども、みんなを救い出す。その登場っぷりは、やっぱりヒーローのそれなんだよね。だからこの際、肩だの腹だの撃たれたのに、松葉杖で自分の身を支えられるもんか?という素朴な疑問とか、オイオイ、松葉杖、完全に離しちゃってるってば、とか、そういうのは一切無視しましょう(笑)。そんな細かいことは、一戦終えた後の、ちょいとしんどそうな大ちゃんの表情で、一発チャラです。さらに「舎弟引き連れて…」ってな、ツボな台詞もあったしね。

で、本来ならばもうひとつのクライマックスである、友作爆弾を捨てる、のシーンは、さらりと流して(というのも、大門からんでないしな…。ええ、結局私は大ちゃんファン)。大ちゃん友作のおでん屋台シーン。いいねぇ、あれ。本当に、本当にこの二人親友なんだな、って。そう実感できる。つい、大門と友作じゃなく、哀川翔と内村光良だと錯覚してしまうほどに。でもってラスト、課長とハルミさんの結婚式。よかったなあ、あれ。ほのぼの路線にしっかり戻りつつ、大ちゃんのおいしい部分もアリで。このまま大門の正体わからなかったら消化不良だよなあ、初っ端ヤクザって公式サイトや雑誌にも明記してあったのに、回を重ねるごとに謎が出てきて…なんなんだ一体状態だったから、友作がそれを聞いてくれたときには、思わず「そうなのよ!」と(心で)叫びました。スパイって響きがいかにもコメディーで笑えるんだけど、まあ公安局の特殊捜査官、とか漢字並べられるよりいいな、と。

そして最後の最後、友作の耳に届いたカリートの心の声。ああ〜和んだ、癒された。最高のドラマを紡いでくださったスタッフ、キャストの皆さまに、ありがとうをいいたいです。本当に楽しい2ヵ月半の夢でした。願わくは、この夢が、またいつか見られますように…。


【大門伝説】

最終回の元ネタは…ありません。
完全オリジナルだとおもわれます。
あんな少年時代のエピソードがVシネにあったら…そりゃ笑えるけどね。

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